フラップレス法(歯茎を切らずにする方法)
今日は、質問のあった内容を書きたいと思います。
歯茎を切らないでいいインプラント手術方法はありますか?
通常インプラント手術は、メスで歯肉を切開し、骨を確認した後、ドリルにて骨に穴を開けて、インプラントを埋入します。しかし、このフラップレス法は、メスを使わずドリルにて穴を開け、手術を行います。特徴としては、手術が短時間で終わることや歯肉を縫わないということ、さらには術後の腫れや抜糸などの消毒回数も無いため、患者様にとっては大変喜ばれる方法です。
フラップレス法は、歯肉の上から骨の状態を確認せずに行われるものなので、当院では術前にCT撮影を行っております。CT撮影することで骨の状態や、神経の走行などを確認し、患者様にも安全に治療を受けていただくことが可能となっています。
一般的には、術前診査としてはパノラマ写真や模型によるものが多いですが、当院にはCTがあるので、患者様への説明は、一層わかりやすく説明させていただいております。
また、ノーベルガイドのソフトウェアなどを併用することによる手術方法もフラップレス手術の一例です。任意の平面でスライスすることができ、さらに患者さんの希望があればそのままガイドを作成することもできます。
もちろん条件があり、骨が十分にないとこの方法は使えません。
質問のある方は、いつでもご連絡ください。
2014-6-29|カテゴリー:インプラント