インプラント
CTを使ったインプラント治療
照射線量の軽減やデジタル画像の鮮鋭化を実現
CTは、インプラント治療において、非常に有用です。
1.撮影時間が短い
医科用のCTと比べると、大きな筒のような中にベッドが入っていくようなCTと違って、短い時間で普通のレントゲンと同じ立った状態、あるいは座った状態のままで撮影が可能となりました。
2.放射線被爆量が少ない
医科用CTの1/100~1/10だそうです。
3.CTの解析画像が鮮明
CTによって従来のレントゲン写真ではまったくわからなかった方向の断面が見られるようになりました。従来のレントゲンでは像の歪みのため、レントゲン上の距離は正確なものではありませんでしたが、CTではコンピュータ上で計算された距離が正確に表示されます。われわれは下歯槽管や上顎洞といった重要な解剖学的形態までの距離をあらかじめ知ることができます。そのため粘膜を剥離しなくてもよいフラップレスでのインプラント埋入を確実に行うことができます。出血や腫れたり痛んだりする可能性が低くなるということです。
またノーベルガイドを用いた手術でも、CT無しでは実現不可能です。ノーベルガイドはCTデータ上であらかじめ決めておいた位置にインプラントを埋入できる最新の技術だからです。
CT撮影することにより、インプ ラント治療がより正確で安全にできるようになり、
かつインプラントの適応範囲が拡がりました。