咬合治療
当院の咬合治療(噛み合わせの治療)
「噛める喜び」をテーマに
「人に優しい歯科・持続可能な歯科補綴を目指して」
- 歯科治療において、噛み合わせの治療をとても重要です。違和感が持続する場合は問題があります。人の噛む感覚は鋭く、高さが少し高いと違和感を訴える方が多くいらっしゃいます。「昔はよく噛めたのに、こんなはずではなかった。」と言われることもあります。放置すると、噛み合わせ(咬合)が原因で歯が割れる、被せ物が取れる、噛みきれないなどといった症状が出ることもあります。自分の歯や歯医者で入れた詰め物が、長年使ってすり減ってしまうと奥歯のどの位置で噛んだらいいかわからなくなり、噛む位置が不安定になり、しっかり噛めないために、精神的にも辛くなってくることもあります。
また前歯の噛み合わせが昔と違っている、前歯が短くなりすぎて下の歯と当たらない、上の歯と下の歯の前後関係が昔と違う気がするなど、悩んでいる方も多いと思います。そういった方は顎もずれてきている可能性もあるので、噛み合わせの全体の治療が必要となります。
- 噛みにくい
- 噛むと痛みがある
- 顎が痛む
- 肩が凝る
- たまに声が聞こえにくい(耳の症状など)
上記のような上記の症状で何ヶ月経ってもおかしい、などと悩んでいる方に当院の咬合治療をご紹介します。
当院の咬合治療(噛み合わせの治療)の流れ
当院の治療の流れを説明します。-
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診査診断
まず診査診断をします。専門的なことになりますが、以下のようなことをチェックします。 <診査診断>
最初に以下の口腔内の診査・診断を致します。- ① 歯、歯列の評価(カリエスの有無・動揺歯の有無・
歯肉炎、歯周炎の有無・根管治療の必要な歯の存在) - ② 歯冠の高さ、傾き
- ③ 小帯の有無
- ④ 口腔前庭の大きさ
- ⑤ 咬合高径
- ⑥ 咬合の問題の有無(接触点など)
それでも問題があると考えた場合には、次のステップに移ります。患者さんの顎の位置をCT撮影し、診断をしていきます。 - ① 歯、歯列の評価(カリエスの有無・動揺歯の有無・
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CT撮影と診断
専門的な言い方になりますが、顎の位置関係とは、その方の上顎骨、下顎骨、関節円板の位置関係を、紙にトレースし視覚化します。そうすることにより、どれくらいずれているのかを数値化し、患者さん自身にも見てもらうことで、今の問題点は何なのかを把握してもらい、治療に進みます。
こうした診断を行った上で顎の位置関係(顎位)を決めます。その結果を歯科技工で必要な咬合器に反映し、歯の高さを決め、歯の形などを決めていくのです。
次に、最終的にどのように直すのかを模型で作成していきます。
前歯の出具合、臼歯部の噛む位置の当たり方を模型上で再構成し、診断した模型を見ながら、患者さんと相談の上、どこまで治療をするのかを決めていきます。患者さんにも無理なく治療を受けていただくために十分にお話をしてから治療を行います。
噛み合わせについて気になることがある方は、一度ご相談ください。このようにして顎関節部位のCT画像の解析した図をもとに治療を行っていきます。
このような治療方法は、理論的で革新的な治療法であると考えております。
- 右顎の断面図 矢状面
- CT
- 右顎を上から見た図 前頭面
- 2023.1.12
- 2023.4.24
上記の写真のように、顎の位置が後方にあった噛み合わせを治療することによりやや前方に持ってきたことにより、噛み合わせの違和感が消え、イライラも消えました。
また耳の痛みや耳が聞こえにくかったそうですが、それも本人談ですが、消えました。(個人差はあると思います)
以上の方のように噛み合わせの位置(高さなど)は、非常に重要であることがわかります。