最新式滅菌器の導入(Lisa22 )
枚方市長尾の畑山歯科医院の院長の畑山敬秀です。
今回導入した滅菌器について書かせていただきます。
小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ規格EN13060では小型高圧蒸気滅菌器の性能要件とそれに付随するテスト方法が規定されています。それらは医科、歯科、獣医科などで幅広く使われています。血液や体液と接触する可能性のある材料や器具には様々な形状のものがあり、それぞれの形状に適した滅菌サイクルで滅菌する必要があります。ヨーロッパ規格EN13060ではクラスB、クラスS、及びクラスNという3種類の滅菌サイクルのクラスがあります。その中で唯一クラスBサイクルだけがすべての形状の被滅菌物(固形、中空物、多孔物、一重包装、二重包装)を滅菌できるとされています。
今回導入したリサ22の特徴は、バキュームポンプを作動させることによりチャンバー、滅菌パック、被滅菌物それぞれの内部から99.99%以上の空気を除去します。バキュームによって99.99%以上の空気が取り除かれ、被滅菌物の隅々まで蒸気を行き渡らせることが可能です。減圧下では水の沸点が下がるので、低温(80℃程度)での乾燥が可能で、更に内臓のバキュームポンプを作動させることによって水分を吸い取りながら乾燥を行うので、より確実な乾燥を実現します。
当院は、皆様により安心した医療を届けれるよう努力してまいります。
2019-5-30|カテゴリー:未分類