歯を失ったとき、入れ歯やブリッジと並んで注目される治療法がインプラントです。
近年では「第二の永久歯」とも呼ばれ、見た目や噛み心地が天然歯に近いことから、多くの患者様に選ばれる治療法となっています。
しかし「手術が怖い」「本当に安全なのか」「長持ちするのか」といった不安を抱える方も少なくありません。
当院では、患者様の不安を解消し、安心して治療を受けていただくために、経験・専門性・専門チーム(専門技工士と専門衛生士)・最新設備を活かした体制を整えています。
この記事では、インプラント治療の基礎知識から、当院ならではの安心できる治療体制について詳しくご紹介します。

インプラントは、顎の骨に埋め込む「インプラント体」、歯肉を貫通する「アバットメント」、その上に装着する「人工歯(クラウン)」から構成されています。
この三層構造により、しっかりと骨に固定され、天然歯に近い噛み心地を再現することが可能になります。

ワンピースインプラントは、インプラント本体とアバットメントが一体となっているもの
ツーピースインプラントは、インプラント本体とアバットメントがバラバラになっているもののことを指します。
通常、ワンピースタイプのインプラントよりツーピースインプラントの方がよく使用されます。
ワンピースタイプの方が一体型となっているため、咬合力がかかりやすく、年数が経つと周りの骨が吸収されやすいと言われています。
そのため当院ではツーピースタイプのインプラントを使用しております。
スクリュー固定式とは、インプラント本体またはアバットメント部分と上部構造をネジで固定するタイプの補綴物を用いる方法のことを指します。
セメント固定式とは、インプラント本体にアバットメントが装着されており、それに上部構造をセメントで固定するタイプの補綴物を用いる方法のことを指します。
オーバーデンチャータイプのインプラントとは、少ない本数を支台にしてその上に義歯を安定させるためのアバットメントをつけ、着脱式の上部構造の補綴物を入れるインプラント治療のことを指します。
All-on-4 とは、上顎または下顎が全て歯がなくなった人に対してインプラント4本を入れその日に上部構造の仮歯まで入れ治療を進めていき、最終的に4本のインプラントで10本〜12本分のインプラントの上部構造を入れる治療法のことを指します。日本人の骨は細い人が多いため、あまり適している方法とは言い難いです。All-on-6など本数を増やしてすることのほうが成功率や予後は良いです。

インプラント本体、アバットメントに使用されている金属材料で、生体親和性が高く、世界的にもアレルギーが起こりにくい材料です。
インプラント本体、または上部構造で使用され、特に最近は上部構造で使用されることが多いです。生体親和性が高く、割れにくく、歯垢などが付着しにくい材料です。
セラミックの中にも種類(Emaxやメタルボンドなど)がいろいろあります。医院によって先生にどういった材質でできているか異なります。歯垢などは付着しにくいですが、年数が経過すると歯軋りの強い方は、割れたりすることがあります。
噛む力は、天然歯の約90%といわれておりますが、天然歯と同様に噛むことができます。
もちろん見た目も自然になるように治療させてもらっているので、見た目は義歯などと違い綺麗です。
インプラントは一生ものではありません。そのため天然歯同様必ずメンテナンスが必要です。歯周病予防であったり、噛み合わせのチェックなど必ず必要となります。メンテナンスの期間ですが、個人の口腔内の状態により異なるため、当院では一人一人期間を決めさせていただいております。
中には、インプラントが適さない人もいらっしゃいます。重度の糖尿病をはじめ、全身的に病気のある方は、治療に適さないことがあります。全身的なことは、確認させてもらってから治療を行います。

まずは患者様のお悩みを丁寧に伺い、口腔内の状態をチェックします。
口腔内スキャナーを用いそれぞれの口腔内を見て頂き現在の状態を把握してもらいます。
当院では歯科用CTを用いた三次元的な診断を行い、骨の厚みや神経の位置を正確に把握します。
C Tを撮影し、シミュレーションソフトをソフトなどを利用し、埋入位置や角度を設計します。患者様には、治療方針をご理解いただいてから進めます。
局所麻酔で行います。手術時間は1本あたり10−15分程度で抜歯と同様のような感覚で来院していただければ結構です。
インプラント体は、できるだけその人の骨にあったインプラント体を選択し、結合の早いタイプのインプラントを選択します。そのため、埋入後は骨と結合する期間(1―2ヶ月)を経て、2次手術を行い、仮歯を装着し、上部構造を装着します(インプラント体周囲の骨量や歯肉の状態により期間は前後します)。
咬合の調整を行い、見た目・機能ともに自然な状態に仕上げます。

インプラントに使う金属はチタンと呼ばれ、インプラント本体、アバットメントに使用されている金属材料で、生体親和性が高く、世界的にもアレルギーが起こりにくい材料と言われております。念の為可能性のある方は金属アレルギーの検査を受けてもらっております。
高齢者でも可能です。もちろん健康であることは大事ですが、病気を持っていても程度であったり状態によっては可能です。
持病をお持ちの場合でも、インプラント治療が可能なケースは多くあります。糖尿病、高血圧、骨粗しょう症などで治療中の方でも、病状が安定していれば治療を受けられる可能性があります。事前にかかりつけ医と連携し、患者様の全身状態をしっかりと把握した上で、安全に治療を進めてまいります。
まずはご相談ください。(血液検査や内科など診療を受けらている先生への対診も必要な場合があります。)
個人の年齢、健康状態によっても大きく持つ期間が変わります。骨の状態や口腔衛生状態によっても変わります。
必ずメンテナンスは必要となります。
医院によって異なります。当院は当院ホームページを参考にしてください。
細かい費用はC Tなど検査が必要です。

・治療期間は数ヶ月単位でかかることがある
・全身疾患がある場合は主治医との連携が必要
・術後のセルフケアと定期検診が成功の鍵
・歯周病や咬合(噛み合わせ)を安定冴えることが成功の鍵
インプラント治療は、失った歯を補う選択肢の中で最も自然に近い機能を回復できる方法です。
しかし、成功には経験・設備・アフターケアのすべてが揃っていることが大切です。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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| 9:15-12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | - |
| 15:30-19:30 | ● | ● | ● | - | ● | - | - |
当院では、枚方市(長尾を中心に、津田方面・樟葉・香里園・枚方市駅付近)、新田辺市・八幡市・交野市をはじめ、
大阪全域、関西地方の患者様を中心に、専門的な治療を行っています。