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インプラント後に気をつけたい生活習慣(喫煙・歯ぎしり・食事・全身疾患との関係)

  1. 2026-02-18
  2. カテゴリー: インプラント

【インプラントは「入れて終わり」ではありません】

インプラント治療は、手術が終わりかぶせ物が入ったところがゴールではありません。

そこから先、どのような生活を送り、どのようにお口のケアを続けていくかによって、インプラントの寿命や快適さが大きく変わってきます。

せっかく時間と費用をかけてインプラント治療を受けても、生活習慣や全身の病気との付き合い方がうまくいかないと、インプラントの周りに炎症が起きてしまったり、かぶせ物が割れてしまったりすることがあります。

「インプラントだから安心」と考えるのではなく、「インプラントを長く守るために何ができるか」という視点を持っていただくことが大切です。

このコラムでは、インプラント治療後に特に気をつけていただきたい生活習慣として、喫煙・歯ぎしり・食事・全身疾患との関係について、ポイントを絞って分かりやすくお話しします。

 

【喫煙とインプラントの関係】

 

 喫煙がインプラントに与える影響

たばこに含まれるニコチンや一酸化炭素は、血管を収縮させ、血液の流れを悪くすると言われています。

血流が悪くなると、傷口に酸素や栄養が行き渡りにくくなり、インプラント手術後の治りが遅くなるだけでなく、インプラントと骨がしっかり結合する力にも影響が出る可能性があります。

また、喫煙者の方は歯ぐきの血流が低下しやすく、インプラントの周りに細菌が増えたときに炎症を起こしやすい状態になりやすいとされています。

その結果、歯周病に似た「インプラント周囲炎」が起こりやすくなり、せっかく埋め込んだインプラントの周りの骨が痩せてしまうリスクが高まります。

喫煙しているからといって必ず失敗するわけではありませんが、禁煙されている方と比べると、どうしても不利な条件が重なりやすいことは知っておいていただきたいポイントです。

 

禁煙・減煙をインプラントを守るきっかけに

理想的には、インプラント治療を検討される段階から禁煙を始めていただくのが望ましいですが、長年の習慣をすぐにやめるのは簡単なことではありません。

当院では、いきなり完璧な禁煙を目指すのではなく、「まずは手術前後だけでも本数を減らすことから始める」といった現実的な方法を一緒に考えていきます。

インプラントを長く守るために、喫煙習慣を見直してみることは、お口だけでなく全身の健康にとっても大きなプラスになります。

「やめられるか自信がない」という方も、まずはお気持ちをお聞かせいただくだけでも構いません。

 

【歯ぎしり・食いしばりとインプラント】

 

見えないところでインプラントにかかる力

就寝中の歯ぎしりや、日中の無意識な食いしばりは、ご自身が思っている以上に大きな力が歯やあごにかかっています。

インプラントはむし歯にはなりませんが、過度な力が繰り返しかかることで、かぶせ物が欠けてしまったり、インプラントの周りの骨に負担が集中したりすることがあります。

とくに、片側だけで噛む癖がある場合や、ストレスを感じやすい方は、夜間の歯ぎしりが強く出やすい傾向があり、知らないうちにインプラントや周囲の歯に負担をかけていることがあります。

 

ナイトガードで力をやわらげる工夫

歯ぎしり・食いしばりが疑われる場合には、就寝時に装着するマウスピース(ナイトガード)の使用が有効なことがあります。

ナイトガードは硬い透明なシートのような装置で、上の歯または下の歯に装着することで、歯同士が直接強くぶつかるのを防ぎ、力を分散する役割を果たします。硬い透明なシートが無理な方は柔らかい素材のマウスピースを用意しています。

これによって、インプラントにかかる負担だけでなく、残っている天然の歯や顎関節への負担も軽減することが期待できます。

日中の食いしばりは、「気づいたときに一度あごの力を抜いて、唇を軽く閉じて歯どうしは離す」というだけでも違いが出てきます。

定期検診の際には、歯のすり減り方や噛み合わせの状態から、歯ぎしりの有無や強さをチェックすることもできますので、ご心配な方は遠慮なくお申し出ください。

 

【食習慣とインプラント・周囲の歯の健康】

 

「何でも噛める」からこそ意識したいこと

インプラントはしっかり噛める治療法ですが、「インプラントだから何でも噛んでも大丈夫」というわけではありません。

氷をガリガリ噛んだり、骨付きのお肉を前歯で強くかみ切ったり、非常に硬いおせんべいを同じ場所ばかりで噛み続けたりすると、インプラントだけでなく周囲の天然の歯にも大きな負担がかかります。

特別なごちそうのときに一時的に硬いものを食べるのは問題ないことが多いですが、日常的な習慣として続くと、かぶせ物の破折や噛み合わせの乱れにつながることがあります。

「何を食べてもよいか」ではなく、「どのような噛み方をし続けると負担がかかるか」を意識していただくと、インプラントも周りの歯も長持ちしやすくなります。

 

 糖分の多い飲食とお口の環境

甘いお菓子や甘味飲料を口にする頻度が多いと、残っている歯のむし歯リスクが高まるだけでなく、インプラント周囲のプラーク(歯垢)も増えやすくなります。

インプラントそのものはむし歯にはなりませんが、その周りの歯ぐきや骨は細菌の影響を受けるため、結果的にインプラント周囲炎のリスクが上がってしまうことがあります。

甘いものを完全にやめる必要はありませんが、「だらだら食べ続けない」「甘い飲み物を少しずつ長時間飲み続けない」といった工夫をするだけでも、お口の環境は大きく変わります。

 

【全身疾患との付き合い方】

 

糖尿病・高血圧・骨粗鬆症などとの関係

糖尿病は、血糖値が高い状態が続くことで血管や免疫の働きに影響が出る病気です。

その結果、傷の治りが遅くなったり、感染に対する抵抗力が弱くなったりしやすく、歯周病やインプラント周囲炎とも深く関わっています。

高血圧や心臓病、骨粗鬆症などでお薬を服用されている場合には、インプラント治療の前後で注意すべき点が出てくることもあります。

大切なのは、「これらの病気があるからインプラントは絶対に無理」と決めつけることではなく、主治医の先生と連携しながら、安全に治療を進められるかどうかを検討することです。

 

主治医との連携と、無理のない治療計画

インプラント治療をご希望の際には、現在服用しているお薬や、これまでのご病気の経過についてできる範囲で教えていただくことが、とても重要です。

必要に応じて、かかりつけの内科や整形外科の先生と情報を共有しながら、「どのタイミングで手術を行うのが良いか」「どの程度までなら安全に進められるか」を慎重に話し合っていきます。

インプラント治療をきっかけに、生活習慣や全身の健康状態を見直すことで、結果的に身体全体の調子が良くなる方もいらっしゃいます。

 

【まとめ:日々の生活習慣が、インプラントの寿命を左右します】

インプラント治療の成功は、手術の技術やかぶせ物の精度だけでなく、その後の生活習慣や全身の健康状態に大きく影響を受けます。

喫煙、歯ぎしり、食習慣、全身疾患との付き合い方を少しずつ整えていくことは、インプラントを長持ちさせるだけでなく、残っている歯や全身の健康にも良い結果をもたらします。

枚方でインプラント治療をご検討中の方、すでにインプラント治療を受けた方で、「生活習慣について具体的にアドバイスがほしい」という場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

一人ひとりの生活スタイルに合わせて、無理なく続けられるケアや工夫を一緒に考えていきましょう。

>当院のインプラント治療の詳細はこちら

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