噛み合わせの大事さについて
こんばんは。
枚方市の長尾の畑山歯科医院の院長の畑山敬秀です。
今回は、歯が抜けたら入れ歯やブリッジやインプラント治療がなぜ必要かということを、全身的なことから説明したいと思います。
歯を1本失うと、放置すれば、やがて周りの歯が傾き低くなります。そうすると、上下の歯が、噛み合わなくなるので、下の顎が低い側に移動します。その結果、顎のずれが生じ、首に負担がかかり、肩こりやストレスを感じることが増えてきます。
また、どんどん歯が抜けていき放置したとしたら、不自由な食生活を強いられ、体の不調を訴え、病気がちになっていきます。
噛めなくなるということは、食べ物を細かくできず、唾液の分泌も減少し、消化吸収の効率が悪くなり、噛む力が弱くなります。また脳や全身への血流量が少なくなり、全身の栄養不足を招きます。すると、顎や全身の筋肉も衰え、骨の石灰化分の体外への流出も生じてきます。その結果、骨粗鬆症になりやすかったり、骨折や寝たきりの生活などを引き起こしたりします。
こういったことは、噛み合わせが引き起こす、全身との係わり合いの中のほんの一部なのです。
よく噛めるということは幸せなことであり、皆さん歯をなくされてから歯が大事だったのかと気づかれる方が多いのが現実です。
歯がなくなれば、できるだけ早期にもとの噛みあわせに近い状態に戻すために、義歯やブリッジやインプラントといった歯科治療を受け、噛みあわせを回復されるのがよいと考えられます。
長々と書きましたが、わからないことがありましたら、当院へお問い合わせください。
2017-9-07|カテゴリー:インプラント